10/25に開催した旧裏チーム戦オフの反省会記事となります。
今回のオフはルール周りがかなり特殊ということもあり対戦動画の撮影をしなかったので、その代わりとして書いています。
旧裏に限らず、他の過去レギュでチーム戦をやろうと思った方の参考になれば幸いです。
ルールを詳しく知りたい方は募集記事(終了済みイベント)をどうぞ
ルール周り
何となく、
スタンや他のTCGで遊ばれているチーム戦を旧裏に引っ張って来たらどうなるんだろう?
という疑問があったのですが、旧裏オフで事前にチームを組んで遊ぶタイプのチーム戦が開かれていた記憶が無かったので、今回自分で開催してみました。
開かれない理由は様々あると思うのですが、
「チーム戦をやる意味って何?」
という所が1番大きいと思ったので、そこの理由作りから始めることにしました。
「個人戦×3卓と同じでは?」の勢力と戦う為の何かをを考えます。
現代で旧裏を遊ぶ時によく使われているルールに、カードの使用を制限する「殿堂ランク」というルールがあります。
カードプールに存在する強力なカードに点数を付け、指定の点数を超えないようにデッキを構築するというルールです。
このシステムを使ったオリジナル殿堂ランクが様々存在し、点数の付け方が作成者の考え方によって異なります。
今回は、長い期間遊ばれており一度は遊んだことがある人が多い「新殿堂ランク」を使用しました。
「新殿堂ランク」は強力なカードに1〜8点の点数が振られており、合計で8点以内に収まるように構築するのがルールとなります。
そして、基本的には上限の8点ギリギリまで点数を使って構築することがほとんどです。
この点数上限を、チーム内24点以内、個人7〜9点となるように構築するルールにアレンジしました。
普段では9点使用するデッキは組めないので、これを上手く使うのか、それともメタる方に回るのか、を考えるのが、今回のチーム戦の1番の特徴になります。
こういったチーム戦限定の調整加えることで、モチベーションが高い人達に対しては考える事を提供し、それ程モチベーションが高くない人達には今まで通りの構築を持ってくれば参加できるようにしました。
また、マッチングの運次第では7点のデッキと9点のデッキが戦うことになるので、点数の低いデッキの使用者が点数の高いデッキの使用者に勝った場合には、点数差に応じて勝ち点を増やす調整も行いました。
(勝った時の点数差1点につき、0.5勝分追加される)
全試合終了後に全プレイヤーのレシピと使用殿堂ランク数を公開し、各自にもそれぞれ勝点計算をしてもらいました。
まとめると、
チーム戦のルール変更として意識したのは
・個人戦では適用されないようなルールを追加して参加意欲を高める
・上記のルール追加によって参加のハードルを上げるようなことはしない
・普段よりも弱くなるデッキを使う人にもメリットを持たせる
の3点になります。
参加者周り
ここが1番大変だったので、実質この記事の本編です。
オフ会の参加者数の目標に関してですが、参加者数は多ければ多い程良いという人もいれば、とりあえずやりたいことが成立すれば良いとする人もいます。
今回、私は後者であり、そもそも「人が集まらないと思われているから開かれない企画」をやろうとしているので、そもそも参加者数を伸ばそうとするなら別の事をやった方が良いです。
しかし、内容に関わらず、大会形式のオフ会を開くのであれば3戦はしたいです。
普通の個人戦のオフ会であれば、自分以外に3人集まれば、総当たりで対戦してギリギリ成立します。(場代負担の話は考えないものとする)
今回のチーム戦であれば、開催決定及び参加募集開始前に内々で話をし、3チームぐらいが集まりそうなら開催、そうでないなら別企画で進める予定でした。
幸いにも「興味あり」の人が3〜4人いたことと、
他の旧裏オフが関東で開催予定になっており、そのオフと連日にすれば関東以外の人も遠征費が実質半額になって参加しやすいだろうと思い、
・「興味あり」の人が複数人
・他の旧裏オフに日程を合わせる
の2点を保険にして開催することにしました。
また、告知についてですが、
・1週間前ぐらいにならないと参加の確定ができない人
・その月になれば予定がはっきりする人
・前月や前々月に開催が分かっていれば予定を空けられる人
等、人それぞれ条件や環境が違います。
告知は前々月ぐらいからしておいて、開催月までは忘れられない程度に、開催月になったら月初から頻度を増やすのが良いと思います。
(まぁ、今回の私はやってないんですが)
個人戦のオフ会であれば、ここまでの準備や手回しをしておけば何とかなるのですが、チーム戦のオフ会だと若干話が変わってきます。
まず、1つ目は、「興味あり」の人が複数人いた所で、その人数と同じ参加チーム数が確保できる訳では無い点です。
そもそも、ただでさえ人口の少ない旧裏界隈の中でも、さらにチーム戦に興味がある人は多くないです。
チームに誘った所で断られる可能性がある以上、「興味あり」と事前に分かっている人を誘った方が、メンバーを増やすには確実ですし、やる気やモチベーションにもある程度の期待ができます。
ここまでの話は私の予想の話ですが、
今回においては「興味あり」の人達で集まったチームの参加申請はかなり早かったです。
参加申請が早いチームがあると、じゃあ参加しようかなとなる人もいると思うので、参加申請が早いのは結構ありがたかったです。
2つ目は、「興味あり」の人間が1人いても、チームメンバーが揃うとは限らない点です。
理由は様々あるでしょうが、大人複数人の予定を合わせるのも大変でしょうし、仲の良いグループ内の1人がチーム戦に出ようと思っても、他の人がチーム戦に興味が無ければ、チーム不成立となります。
個人戦のイベントと違い、1人のモチベーションだけでは何ともならない時があるのがチーム戦のイベントなので、もう少し早く(開催2週間前程度)から、参加はしたいけどチームメンバーが集まらない人達をアテンドする動きをしても良かったかも知れません。
今回は、「自分で組んだチームで考察をしてから参加して欲しい」というのがあったので、ギリギリまでソロ募集をする気はありませんでした。
(今回は、ソロ募集する前にギリギリ集まった)
3つ目は、チーム戦では当日の欠員対応が難しくなる可能性がある点です。
個人戦のイベントであれば、当日に何人が欠席しようと奇数と偶数が入れ替わるだけなので、自分が入るか否かで対応できます。
チーム戦の場合は1人欠員が出るとチームが崩壊するので、2人浮いてしまいます。
1人欠員なら個人戦と同様に私が入れば良いのですが、2人欠員が出ると調整がかなり面倒になります。
(3人欠席なら即席チーム組んでもらっての調整が可能)
ここまでの話をまとめると、
告知前に参加チームを3チーム(9人)程度、その上で運営(補充要員)を2名、計11人を確保できていると、安心してチーム戦イベントを開けると思います。
情報伝達
基本的には、いつも通りブログに大会ルール等をまとめました。
それ以外の参加者への細かい伝達事項は、今回からDiscordを使用しました。
今まで通りTwitterのDMグループでも良かったのですが、Twitterを使えない時期に企画を進めていたので今回はDiscordになりました。
Discordを使った際のメリットとしては、
・雑談
・重要伝達事項
・事前トレード
・当日遊びたいレギュ
等の話題を各部屋に分けることができ、後から見たい話題を遡って探す手間が省けるのが良かったです。
デメリットとしては、Discordを使ってない人が入れない点と、私が使いこなせていない点でした。
使いこなせる人は増えていくでしょうし、今後のオフ会の伝達事項はDiscordを使う方に流れていく気がします。
備品関連
・名札

首掛けの名札を配布するオフ会も多いですが、首掛けの名札は用意せず、卓に置けるようローダーを用意しました。
ローダーにはシールを貼ってチーム名、名前、役割を書けるようにし、試合中に確認できる公開情報としました。
また、チーム毎に配布した3種類のカードを試合直前に好きな割り当てでローダーに入れてもらい、同じカードをローダーに入れているプレイヤーと対戦してもらいました。
配布したカードのスリーブには先攻後攻マーカーの役割も持たせています。(これは諸説)
・スコアシート

特に汎用性は無いと思いますが貼っておきます。
右側は、全試合終了後に各自の使用殿堂ランクが公開されるので、それ以降に使用します。
右上に合計点数を書く欄を作っておけば良かったです。
メタゲーム予想
チーム戦特有の特殊ルールを作ってしまったので、作者の人はどう考えていたのかを書いておきます。
今回のルールだと、個人7〜9点、チーム24点以内の範囲で構築することができたので、点数の構成としては、
・9-8-7
・8-8-8
のいずれかを選ぶ人が多いはずです。
(勝った時の勝点を増やす目的で9-7-7の構成を採用するチームがあるかも知れませんが、1回目のチーム戦からそこまで強気な選択をするチームも無いでしょう)
9-8-7の構成に関して特出するべきは、9点と7点のデッキに関してです。
9点のデッキには、
「安定してデッキパワーを押し付けて、どう負けないようにするか」
が求められます。
また、普段の8点構築を軸に考えると、1点の追加分には奇数の点数のカードを何かしら増やすことになるので、どれだけ上手く奇数の点数のカードを取り入れられるかが重要になります。
9点の構築においては、【わるラフポルター】がコダック(化石)を入れられるようになるのが1番目を引くポイントだと思っており、
これに対抗してププリン(neo2)の採用が伸びるのかが注目点です。
7点のデッキには、
「相手がデッキパワーを引き出す前にどう勝つか」
が求められます。
順当にデッキ全てのカードを使い切るような対戦をしていると、点数差でデッキパワーに差が出ているので不利になります。
相手がデッキのカードを使い切る前に試合を終わらせることで、点数差を埋めるような試合をすることができます。
7点のデッキに関しては、上記の条件を満たすハンデスや速攻を軸にしたデッキが増えると予想しています。
8-8-8の構成に関しては、上記の9-8-7の構成に対してのメタデッキをいつも通りの取り組み方で考えられたり、9点や7点のデッキに勘違いさせるような構築やプレイングをしたりができるのかなとは思いました。
基本的にはいつも通りの新殿堂のデッキなので、練度に自信のあるデッキを使いたいチームはこの構成を選ぶかも知れません。
参加者デッキレシピ
・優勝
【チーム横浜】
成績:2-1 (同成績直接対決勝ち)
まくらぎ(先鋒,7点)

伍段(中堅,7点)

KG(大将,7点)

・2位
【チーム鬱子(鬱子抜き)】
成績:2-1 (同成績直接対決負け)
むひょ(先鋒,7点)

すぷりんた(中堅,8点)

サロトサル(大将,9点)

・3位
【チーム東北】
成績:1-2 (同成績直接対決勝ち)
ジャスト(先鋒,8点)

シュラ(中堅,8点)

アイテム(大将,8点)

・4位
【秋葉原ハレツー連合】
成績:1-2 (同成績直接対決負け)
石(先鋒,7点)

べーやん(中堅,8点)

鬱子(大将,9点)

()内の点は使用殿堂ランク数
役割(先鋒中堅大将)は使用殿堂ランク数に対応させる(同数なら好きに選べる)
最終戦直前までは全チームが1-1の成績で横並びしており、最終戦の結果次第ではどのチームにも優勝の可能性がありました。
1位から4位までの順位が付きましたが、最終戦のどこか1つの卓の勝敗が入れ替わるだけでも順位も大きく入れ替わるような、最後までどうなるか分からない展開となりました。
(今回4位の秋葉原ハレツー連合も、最終戦に勝っていたら、チーム横浜に直接対決で勝っているので1位だった)
参加チームの殿堂ランク構成としては、
・9-8-7
・8-8-8
・7-7-7
の3種類に分かれており、優勝は7-7-7の構成でした。
チーム勝利数が同数かつ、直接対決が横並びになった際に、チーム内の勝点の合計で順位を決めるルールだったので、そこの点数を稼ぎに来た構成です。
(まぁ、4チーム総当たりだと3チームで横並びになる可能性は結構低いんですが)
また、個人勝点の最高は3.5点で、該当は2名でした。
8点のデッキを使ったアイテムさんが3勝、
7点のデッキを使ったむひょさんが、2勝ですがランク差補正の加点で点数を増やしていました。
私のメタゲーム予想の話で合ってたのは、
・わるラフ+コダックはいそう
・新殿堂に慣れた人は8-8-8を選びそう
ぐらいでした。
大きく外していたのは、
・7-7-7の編成がいる
という所で、その上でこの構成のチームが優勝しているので私の負けでいいです。
新殿堂9点の構築にパワーを感じるコンセプトを多く思い付かなかった。(わるラフコダックは思い付くけどメタられそう)というのは多くの参加者が思っていたようです。
次に誰かが同じようなことをやるのであれば、他の殿堂ランクの「9点なら壊れデッキが多数生まれそう」なものを選ぶと良さそうです。
(今回7-7-7が勝っちゃってるし)
完走した感想
準備は今までで一番苦労しましたが、参加者の方々のご協力もあり無事に終えることができました。
参加者の皆さん、特殊なイベントでしたが、参加していただきありがとうございました。
反省点等はこの記事にまとめておきましたので、チーム戦企画を考えている方の参考になれば幸いです。
(スタンやadvpcg等の大人気人口多いレギュなら、人数問題はすんなり解決しそう)
また、この記事はあくまで運営・主催側視点での内容です。
・個人戦には無い、チーム戦の特有の面白さはあるのか
・チームでの取り組みはどうしていたのか
・24点の分配制のルールはどうだったのか
・7点のデッキを使っている人も楽しめたのか
・役割制度やマッチングのランダム化はどうだったのか(ランダムマッチなので、先鋒VS大将もあり得る)
辺りは参加者側でないと分からない部分になるので、参加者側の方が何かしら発信していたら、下にリンクを貼っておきます。
鬱子ブログ
https://victbot.hatenablog.com/entry/2025/10/27/210451
おまけ
昔(店舗イベントが無かった頃)は旧裏対戦の機会がなかなか無く、旧裏のオフ会があれば会場の利用時間ギリギリまで対戦をしているのも普通でしたし、2日開催ならば2日共参加する人も多かったです。
ここ数年、私が参加したオフ会の会場内を見てると、18時頃からは対戦をしていない卓も見かけるようになり、
19時半ぐらいになると雑談やトレードが主で、対戦している卓の方が少なく感じます。
みんな年を取ったということですね。
どうせ雑談するだけなら夕食を食べながらでも良いですし、今回は19時過ぎに撤収準備をしてから飲み会という形にしました。
また、実質2日連日開催の件も、30代ともなると連休の2日間を連日共にカードに使うのか?みたいな所も出てきますし、結婚している人なんかは「2日連日遊びに行くのマジ?」の目から耐えなければならないのでなかなか厳しいでしょう。
今回は、オフ会が連日であれば遠征の人が両方に参加しやすくなりそう。というメリットだけを見て開催日を設定しましたが、2日連日だと両方参加は厳しいという人達が潜在的に存在していることを考えると、競合して参加者を取り合ってしまう可能性があるので、同じようなオフ会を連日でやるのはリスクがあるなと途中で感じました。
今回は個人戦とチーム戦だったので、趣向が違うしセーフということでお願いします。
終わり