第1回杉並旧裏杯使用デッキ(杉並殿堂2019)

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1-3(不戦勝なので実質0-3)をやらかしましたが、一応書きます。

 

バンギラスを2ターン目に立てて、そのまま薙ぎ払って荒らしていきたい構築にしました。

 

・中速低速デッキ

・中低火力デッキ

・要塞型等の低耐久置物が多いデッキ

には「2ターン目から50打点+ベンチ攻撃」は刺さるはずで、オーダイルがパワーを落とされた影響で、この辺りが増えるという読み(お祈り)をしていました。



1戦目:メガバナ

相手側も上手く回れば2~3ターン目から荒らせるデッキでした。

先行取られつつ綺麗にたね並べて博士で番を終わらせるという動きから試合が始まり、こちらもしばらく食い付いていたものの、アタッカー切れで負け。

基本的には確2なのですが、黄金の実やメガドレインで確定数をずらされてたのが厳しかったです。



2戦目:エンテイカルゴ

エンテイのおたけびでエネ加速をして、カルゴで打点を出していくデッキでした。

こちらが2ターンとサイド1枚を渡して育成をして、2ターンかけて突破するのに対して、

あちらは2ターンで育成をして1ターンで100点出して突破してくるので無理でした。

後続用の残りのバンギ2枚とマイン1枚と夜廃が全部サイド落ちだったのも厳しかったです。

おたけびのaverageは3はありました。ずるい



3戦目:不戦勝



4戦目:超リムカツリザグドラ

メラメラ超リムの、ランデスタイプのグドラデッキでした。

こちら側5~6ターン目?までドロソをクルミ1枚しか引けず、

その間に相手側は順調にグドラを複数並べ、超リムとリサエネも引き、リサイクル→超リムも2回成功させる

という感じで無理でした。




というわけで、

・ベンチのサポートポケモンも高HPタイプ&回復ギミック入り

・バンギを確定1発&エネ加速による育成がほぼ同速&メインギミックサイド落ち

ランデス&このゲーム特有のドロソ引けず(ドロソ20枚+パソ通構築とはなんだったのか?)

 

という複重苦に苦しめられた日でした。

 

まぁ、今回は仮想敵として意識してなかった苦手なところに潰された感じだったので、まぁ仕方ないかな?という感じです。

(運も良くないところもあったし)

 

今回のオフは対戦はダメダメでしたが、異種大量トレードと夕食のカレー屋が美味しかった所は良かったです。





環境変化や注目カードについては、まだ他の人のレシピをほとんど見れてないので、

じっくり読み込んでから結構書くことがありそうなら別の記事で書きます。





が、優勝者のドンベトンのラッキーに関しては、バンギを選択したことに繋がるので少し書いておきます。

※ここから昔話です。

何個か前の記事で杉並殿堂2019の考察とランク表を書いていたのですが、原文を書いたのは1月~2月の頃だったと思います。



その中の上位に入ってるデッキのほとんどが、2月末に行った新環境考察会の時にこのデッキに潰されました。かなしい

私のように、あの邪悪デッキを前に5戦も6戦もして、持ち込んだやつが順番に全部潰されると、人によっては精神崩壊を招くと思います。

(今大会でこのデッキに当たって、対戦後に疲れ切った顔をしている人達を見た時は、非常に親近感が涌きました。犠牲者仲間が増えた感じがしてうれしかったです。)



この時の型は、シンプルにドンベトンにセキチクのラッキーギミックを混ぜただけでした。

 

その時に対面してて思った強い所を挙げて行くと

・HP90の、のラッキーが50%の確率で山札に帰る(回復とほぼ同意)

・アタッカーのドンファンはほとんど傷を負わない為、後続の育成を無理に急がなくて良い

・50打点を出せる

・山札に帰るという性質上、山切れ対決に比較的強い

・ベトンが立てば特殊能力依存のデッキを封殺できる

 

逆に、負けの可能性は

・のラッキーが壁として機能しなくなる、90以上(or闘50)の打点を出される

・突風逆指名で嫌なところをピンポイントに狙われる

・長期戦に入った場合に、山対決で負ける

あたりだと思いました。



大抵の90以上の打点は毎ターン出すことが難しいのと、出すとすれば特殊能力依存になる為、ベトンを出しつつドンファンで削っていけば突破できると思います。

問題になるのは

・闘タイプ50打点のドンファンミラー

・HP120族(ワニリザ等)

の2種で、

ドンファンミラーは闘抵抗持ちHP50たねで対応。

・ワニは安定性落とされたし、早いタイプはいないだろうから序盤から荒らされる展開にはならなさそう(後にワニマインが登場)

・100打点なうえに闘抵抗持ちだから突破は難しそうだけど、リザよりカルゴが流行るだろうし、バクフで加速だろうから、ある程度撃たせた後に回収手段が無くなればベトンで止まるだろう(後にカツラドードー加速型とかいう新種が登場)

というような考察をしてたと思います



次に突風逆指名を複数積む型ですが、

・そこまで突風逆指名が流行っていないのと、枚数使わせたところで再び盤面を再完成させれば対応できるはず

・ただ、逃げ0ベイビィに壁を任せて指名してくるタイプのドンファンだと、のラッキーが確1ラインなので厳しそう

・エリウツは前回多かったから少なさそうってのと、ベトン置けばいいか

と考えていました。



最後に長期戦に入って山切れで負ける可能性に関しては、

 

長期戦意識のデッキ>このデッキ>何も用意していないデッキ

 

というような優劣がついていると考え、セキチクギミックと夜廃多めなだけでは長期戦を意識したデッキに対して有利は付かないだろうと思っていました。

長期戦を意識しているデッキでも「夜廃複数積みとエイパム程度」だろうという読みで、7枚ロストできるくすぐり偽キドギミックを入れる案が出てきました。

 

くすぐり偽キド入りのこのデッキ>長期戦意識のデッキ>何も用意していないデッキ

になるはず。

 

山札7枚ロストは意識していても山を守り切るのが難しく、山切れ対策を複数用意して序盤から意識してプレイをしていないと厳しいと思います。

また、デッキ紹介システムのある大会なので、ギミック自体はバレているわけですが、思考力が落ちている後半に、慣れていない山札8枚維持を考えるプレイングを強要させるのも強いです。

大きなミスの許されない終盤に、+αで慣れていないことを意識させて思考力を奪っていけるのは、フリーには無い、大会だからこそ出てくる強みだと思います。



ここまでが2月末~3月頃の、このデッキについて情報を共有していた時に話していた内容で、その先をどう変えていったのかに関しては私も知りません。

 

本戦で見た時は邪悪度50%増しみたいな構築に仕上がってました。(笑)

 

ピチューポケギアリムーブ辺りは見たことない新しく入ってたギミックだったので、本人のブログを待つことにします。





ここからバンギを選んだ理由に戻ります。

 

カメヌオーやR団サンダーの構築もそこそこ自信はあったのですが、使わなかった理由はこれに勝てないからでした。

正直、私はこれに勝てるデッキは多くないと思っており、何も思いつかなかったら同じのを使うとも伝えてありました。

 

しかし、確かに強い構築ではあるのですが、

・コントロールデッキの扱いが得意な性格であること(適正有無)

・集中力を切らさないで思考力持続させることができること

・与えられた情報から、ある程度の先を見通すことのできるだけの能力があること

が必要だと思っており、これらを私は満たせていないと自己判断しました。

 

私の場合だと動かすことはできるでしょうが、相当練習をしないと使いこなせる気がせず、仮に使いこなせても最終戦までのどこかで集中力を欠かしてボロを出すだろうと思ったのです。

 

という訳で、とりあえずこのデッキを倒す方向で考えるようにシフトしました。

(ここが間違い)



倒すことを考えると

・基本打点はHP90を最低でも確2で落とせる50は欲しい

・ベトンで完全に動けなくなるデッキにはしない

・長期戦も準備をしていない限りは不利なので、短期戦で考えるようにする

 

この3点は必須事項かなと思っていましたが、中々良いアイデアは出てきませんでした。

 

そうこうしているうちに、えぼそさんのワニマインとかいう上記条件を満たすようなデッキが出てきてビビりました。

ワニマインを使うことも一度は視野に入れましたが、ワニ特有のクセの強さ(練習いるやつ)と1積マインのサイド落ちケアのプレイングが必要なのを嫌って、使うことは辞めました。

 

ただ、マインで初速を出すのは良いなと思い、使いやすそうで上記条件を満たし、ベンチにも圧をかけていけるバンギを使うことにしました。

ドンファンのスピン対策で逃げ0は入れたいところでしたが、逃げ0は耐久の低さからバンギラスのなぎ倒すを複数回耐えられない為、逆にバンギとマインのみにポケモンを絞る構築にしました。



私の大会結果に関しては上に書いた通りなので特に語ることはないのですが、

 

セキチクのラッキーギミックで中堅火力以下にはワンチャン程度しか与えずに、ドンファンで荒らしにいける

・荒らし切れない長期戦タイプが相手でも、山切れ戦意識の準備をしているので勝ちにいける

・ベトンを置きつつ火力の出せるドンファンを並べることで、特殊能力軸の盤面を崩壊させてから荒らしにいける

 

というところまでを見ていてバンギ選択にしていたわけですが、この後に

 

「事故ケア&確定数ズラし&マイン相手用のリムーブ」を2投しているのはさすがですね。

強ギミックの組み合わせの可能性を探しつつ、しっかり流行を追って対策も混ぜ込んでいて素晴らしいです。



ここまで読んでいただければ、

広範囲を見られるデッキと、その限界値を引き出せる使い手がいることを知っていた私が、どうにかしてこれに勝てそうな構築を見つけようとしてバンギマインに行き着いた。

ということが何となく分かってもらえたと思います。

(まぁ、他の対策を結構切ってるからボロボロにされたわけですが)

 

というわけで、今年もTeam emptyの一員として、環境考察員の仕事を頑張ります。



PS.タケシのダグトリオデッキ待ってます^^^^^^^^^^^^^^^^^^^